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国連安全保障理事会は2017年9月、北朝鮮製の繊維製品の輸入禁止や北朝鮮との合弁企業閉鎖措置を含んだ対北朝鮮制裁決議2375号を全会一致で採択した。

それ以前には、中国企業が世界各国のアパレル企業から請け負った注文を、北朝鮮企業に材料を提供すると同時に加工を依頼していたが、これができなくなったはずだった。

(参考記事:豪有名サーフブランド、北朝鮮製衣料を中国製として販売

ところが、監視が緩くなったすきを突いて、再び北朝鮮での加工が増えていた。

昨年3月、北朝鮮事情に精通した中国の情報筋は、中国・遼寧省の丹東から川向うの北朝鮮・新義州(シニジュ)に高級生地を輸出、加工させた上で中国に戻した上で、タグを付けて韓国などに輸出する形で、制裁破りの加工貿易が行われていると伝えている。

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現在のこの流れで生産されたアウトドアウェア、ゴルフウェア、スーツなどが韓国や日本に輸出されていた。情報筋は、1着1000元(約1万5200円)を超える高価なものが多く、輸送の過程での横流しも時々起きていたと証言した。

ところが、新型コロナウイルスの感染防止対策として北朝鮮当局は今年1月、中国との国境を封鎖し、貿易を停止させる措置を取った。それにより、制裁破りの加工貿易も打撃を受けている。

平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、一昨年の秋から生地、ボタン、ゴム紐など服を作るのに必要な材料が多く入ってきたが、コロナのせいで入ってこなくなったと述べた。そのため、銀河貿易指導局の輸出被服工場は、一部で稼働を中断した。

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また、昨年秋から生産に入った秋冬モノが、今年に入ってからの国境封鎖で輸出できなくなってしまった。そうこうしているうちに、流行が過ぎてしまい商品価値が下がってしまった。北朝鮮企業は中国企業から代金を受け取れずにおり、補償を要求している。

このような工場は新義州のみならず、首都・平壌や郊外にある平城(ピョンソン)に多く存在したが、中国からの注文が途絶えたことで、経営難に陥り、労働者に賃金を支払えずにいる。

制裁をあの手この手で回避し続けてきた北朝鮮だが、ここにきて「コロナで真の端境期がやってきた」と語る人が多いと情報筋は締めくくった。

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瀬戸際の北朝鮮経済に自らとどめを刺しかねない国境封鎖と貿易停止だが、現状での解除は難しいだろう。北朝鮮に面した中国の東北地方で、ロシアから帰国した自国民が新型コロナウイルスに感染している事例が数多く確認されているからだ。

(参考記事:北朝鮮、3度目の休校延長を撤回「金正恩氏が心配したから」

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