1位「護衛総局」除隊後も平壌で安定した生活を送れるかも

最も人気があるのは「護衛総局」だ。首都の平壌で勤務でき、除隊後にうまくいけば平壌に居住できるから。また、金正日の「配慮」で護衛局を除隊した軍人は希望する大学への推薦も可能だ。

護衛総局に所属した経歴は羨望のまなざしとなる。結婚も有利になる。そもそも、成分(身分)だけでなく、健康や人物も良くない限り、護衛総局には推薦されない。この部隊を除隊したということは、それだけ家柄がいいと思われる。

また、軍服も一般の兵隊とは異なる。帽子、靴、ベルトは将校と同じレベルで、部隊食も北朝鮮軍の中では最高レベルだ。除隊時には、軍務中に「見聞きしたことは口外しない」という誓約書を書かされる。

平壌護衛総局傘下の幹部診療所で、歩哨兵として軍隊に所属したヨン・スンホ(35才)氏は、「除隊時に『平壌に残るか?』という意志を聞かれる。金正日ファミリーや護衛局幹部の私生活情報が外に漏れる事を防ぐためだ」と話す。

ヨン氏は、母親が郷里で一人で生活しているために帰郷を選択。誓約書に拇印させられたという。

『私は金正日の特別秘密警護官だった』の著者イ・ヨングク氏も著作の中で「警護員は除隊時に『除隊講習』を受ける。金正日に対する警護秘密は、死んでも口外しないという誓約書に拇印を押さなければならない」と回想している。

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