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北朝鮮の国防科学院は29日、今年4回目となる弾道ミサイルの発射実験を行った。朝鮮中央通信が伝えた。金正恩党委員長の視察はなかったもよう。

日本の防衛省によると、北朝鮮は29日朝に2発の飛翔体を発射しており、実験はこれを指すと見られる。ミサイルは日本の領海、排他的経済水域(EEZ)には飛来、落下していなかったと説明されている。日本政府は、ミサイルを短距離弾道ミサイルと特定し、国連安全保障理事会決議違反だとして中国・北京の大使館ルートを通じて抗議した。

同通信によると、今回のミサイル発射実験は、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の各部隊に引き渡される超大型ロケット砲の戦術的・技術的特性を再度実証する目的で試射を行われた。

李炳哲(リ・ビョンチョル)朝鮮労働党中央委員会副委員長、朝鮮労働党中央委員会軍需工業部の幹部、張昌河(チャン・チャンハ)、全日好(チョン・イルホ)の両氏をはじめとする国防科学研究部門の指導幹部が試験を指導した。

同通信によると、李炳哲氏は、「核心国防科学研究目標と主要兵器生産計画をこの勢いで次々と達成していくためのねばり強い闘いをより度合い強く繰り広げて、無敵の軍事力でもって党と革命を守っていくこと」とアピールした。