北朝鮮国営の朝鮮中央通信社は23日、過去清算問題をめぐって日本を非難する論評を配信した。
オランダのウィレム・アレクサンダー国王は10日、旧植民地のインドネシアを訪問し、インドネシア独立戦争(1945~49)で起きたオランダ軍による虐殺事件について「オランダ側の過度の暴力」と謝罪した。
論評はこれを取り上げ「日本は、過去に働いた罪悪に対して全人類に、特に朝鮮人民にひざまずいて百倍に謝罪し、賠償しても足りない国である」と指摘した。
さらに、「危険なのは、力が弱かったため戦争で敗北したという挑戦的な主張の下、再侵略野望の実現を目指す軍事大国化と海外膨張にいっそうヒステリックに執着している」と述べた。
そのうえで、「自分らの道徳的低劣さを世界に自らさらけ出し、未来まで台無しにする愚行を止めて朝鮮民族と人類に働いた希世の罪悪に対して誠実に謝罪し、賠償すべきである」と主張した。