北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は16日、白頭山地区革命戦跡地への参観行軍の意義を強調する社説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮では、金正日総書記の生誕記念日「光明星節(2月16日)」にあわせて、毎年白頭山地区革命戦跡地への参観行軍(踏査行軍)が行われている。北朝鮮の正史によると、金日成主席率いる抗日パルチザンの本拠地であり、白頭山密営は金正日総書記が生まれた「聖地」とされている。金正日氏は実際は旧ソ連(現、ロシア)で生まれた。
社説は、「白頭山地区革命戦跡地参観の熱風は、われわれの全ての活動家と党員と勤労者、人民軍将兵と青少年学生をいかなる逆境の中でも屈しない不屈の闘士に育てる革命的鍛練の嵐である」と述べた。
また、「金日成主席と金正日総書記の思想、朝鮮労働党の革命思想と抗日烈士の百折不撓の革命意志が脈打つ白頭戦域を踏みながら体得した革命の真理、真の生の真理は人生の永遠なる財宝になるであろう」と強調した。
そのうえで、「白頭山地区革命戦跡地参観の熱風は、強国建設大戦で絶え間ない奇跡を生み出し、偉勲を立てるようにする創造の熱風である」と主張した。