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今年の北朝鮮の降水量は、例年の3割程度にとどまっている中で、12日から14日までの3日間で、北朝鮮全国で、大小の山火事が100件以上発生したと、韓国の高麗大気環境研究所が明らかにした。

定期的に北朝鮮の衛星写真データを入手し気象状況を分析している研究所は、14日にこのような分析結果を発表した。

高麗大気環境研究所のチョン・ヨンス所長は「米国の海洋気象庁(NOAA)の衛星データを分析した結果、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の咸興(ハムン)、正平(チョンピョン)、江原道(カンウォンド)の元山(ウォンサン)で山火事が集中的に起きている。山火事の煙は日本列島付近まで到達した」と話した。

「乾燥した南西の風の影響で山火事はさらに広がるだろう」と予想した。これに対しある脱北者は「北朝鮮の山火事の消火作業は、土を掘る伐木する破壊消防だ。小さな火事なら鎮火できるが、大火事は手の施しようが無い」と説明した。

北朝鮮では、今月4日にも第2ミサイル発射基地がある平安北道鉄山郡などの20ヶ所以上で山火事が発生していた。

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気象庁と朝鮮中央通信報道などによると、北朝鮮地域では今年の平均降水量が例年の33%の20.1mmに留まっており、森林火災に影響を与える状態に大気が乾燥している。

(参考記事:北朝鮮・恵山の火災で住宅5棟全焼、放火か?