北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会の2日目が29日に行われ、前日に続き金正恩党委員長が報告。「国家管理と経済建設をはじめ、国家建設の全般において提起される問題を全面的に、解剖学的に分析した」という。朝鮮中央通信が伝えた。
同通信は「総会は続く」としており、30日も会議が行われるもよう。
金正恩氏は報告で、「国の経済活動システムと秩序を合理的に整頓し、強い規律を立てることと、人民経済の主要工業部門の慎重な実態を早急に正すための課題を提起し、国の自立経済をいっそう強化するための実際的な対策を講じることについて強調した」という。
また農業、科学技術、教育、保健医療、増産・節約、環境保護、自然災害防止などの課題に言及。続けて「現情勢の要求に即して国の自主権と安全を徹底的に保障するための積極的で、攻勢的な措置を取ることについて述べ、対外活動部門と軍需工業部門、朝鮮の武装力の任務について明らかにした」としている。
さらに「反社会主義、非社会主義との闘争」を力強く繰り広げるべきだとして、社会の綱紀粛正を強調した。