北朝鮮国営の朝鮮中央通信は24日、日本に対して「実に、無知で愚昧極まりない」と非難する論評を配信した。
日本の河野太郎防衛相は21日、神奈川県の海上自衛隊横須賀基地を訪れ護衛艦「いずも」などを視察。その際、北朝鮮の弾道ミサイルに対して「北朝鮮は、本年5月以降も相次いで弾道ミサイル等の発射を行い、わが国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威です」と述べた。
これに対して論評は、「またもや『北朝鮮の差し迫った脅威』を唱えて狂気を振るった。対朝鮮敵対意識が骨髄に徹している者の狂った妄言である」と非難した。
また、「日本はわれわれとの『条件のない対話』のほらを吹きながらも、相変わらず制裁劇にやっきになって執着してきたし、国際舞台を奔走しながら圧迫強化を哀願し、尋常でない軍事的動きをより露骨にした」と述べた。
そのうえで、「白を黒と言い張り、無分別に軽々しく振る舞う日本の破廉恥でけちくさい行為は、政治小人としての哀れな存在を浮き彫りにするだけである」とし、「日本は、相手が誰なのかを直視し、軽挙妄動をしてはならない」と威嚇した。