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国連安全保障理事会は2017年8月、加盟国に対し、北朝鮮からの海産物の輸入を全面的に禁止する対北朝鮮制裁決議2371号を採択した。これを受け中国商務省は、海産物の輸入を全面禁止する措置を取った。

(参考記事:中国、北朝鮮の鉱物・海産物を全面禁輸

その後、中国東北地方の市場からは北朝鮮産の海産物が姿を消したが、米朝、米中、南北対話の進展に伴い、取り締まりが緩和された。しかし、最近になって改めて強化されつつあると、米政府系のラジオ・フリー・アジアが報じた。

(参考記事:中国、北朝鮮産海産物の通関「黙認」で制裁にほころび

中国・遼寧省の丹東の貿易業者によると、最近になって公安局と海関(税関)は合同で北朝鮮産の海産物の取り締まりを始めた。年末の書き入れ時に向けて、北朝鮮から大量の海産物を密輸しようとしていた地域の業者の間には緊張が走っている。

ここしばらくの間、市場では北朝鮮産の海産物が堂々と売られていたが、当局は一切取り締まろうとしなかった。ところが、最近は市場で売られているものの出どころを探り、密輸業者を摘発している。

その影響で、北朝鮮産の冷凍イカやハタハタが姿を消した。そのせいで中国産の海産物の値段も上昇しているという。

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丹東郊外の東港で海産物の取引を行っている業者は、現地の業者の中には、密輸で取り寄せた北朝鮮産の冷凍海産物を倉庫に入れたまま、売るに売れない状況だという。倉庫の扉を開けただけで、どうやって知ったのか公安がやって来て取り締まろうとするほどの厳しさだという。

つまり、現地当局は誰がどのように密輸を行っているかをすべて把握しながら、泳がせた上で、必要に応じて取り締まりを行っている模様だ。中国当局は密輸そのものよりも、密輸品を市場に流通する行為を抑えようとしているというのが、この業者の見方だ。

取り締まりの背景についてこの業者は、国際社会、特に米国の影響を挙げた。

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「中国は、米国に北朝鮮産の海産物を厳しく取り締まっているということを見せつたいのではないか。米国との貿易紛争が行われているが、北朝鮮の禁輸品目を中国が密輸で大量に取り寄せていると指摘されたのかもしれない」

また、米朝交渉を巡り、中国が何らかの理由で北朝鮮に圧力をかけるために取り締まりを強化しているとの見方も可能だろう。その一方で中国は、海産物同様に国連安保理の制裁決議で禁じられている北朝鮮労働者の雇用を進めている。

(参考記事:「公務旅券」悪用を中国が黙認か…北朝鮮が「制裁破り」で労働者派遣

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