北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は10日、「自力更生が朝鮮革命の永遠の生命線、不変の針路である」と主張する論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏の2019年の指導を讃えながら忠誠心を高めると同時に、米朝対話の不調から経済制裁の長期化を見据え、国民の団結を説く意図があると見られる。論説は、「他国がどんな道を進み、どんな発展方式を選ぼうとわれわれには金日成主席と金正日総書記が築いてくれた自立的民族経済の威力を絶えず強化し、それに依拠する以外に社会主義強国を建設するいかなる他の道や発展方式があり得ない」と強調した。
また、金正恩氏が示した自力更生をはじめとする思想は、「わが人民が自力更生の一路だけに屈することなく疾走できるようにした原動力となった」と主張した。