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北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長は9日、米国のトランプ大統領を非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

李洙墉氏は金正恩党委員長の最側近の一人。李氏とともに最側近の崔善姫(チェ・ソニ)第1外務次官も5日、トランプ氏に対して「老いぼれのもうろくが再び始まった」と非難しており、米朝協議が停滞している現状に苛立ちを示した形だ。

談話は、「最近、相次ぐトランプの発言と表現は一見、誰かに対する威嚇のように聞こえるが、心理的に彼が怖じ気づいたという明確な傍証である」と述べた。

一方、「誰かのように相手に向かって揶揄的で刺激的な表現も使っていない」としながら、金正恩氏はトランプ氏を非難していないと主張した。 そのうえで、「国務委員長の機嫌をますます損ねかねないトランプの出まかせな言葉は、中断されるべきである」と警告した。