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北朝鮮外務省の金桂官(キム・ゲグァン)顧問が24日、金正恩党委員長と米国のトランプ大統領の関係が「強固であり、互いへの信頼心が相変わらず維持されている」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が報じた。

北朝鮮の非核化をめぐり、米朝はスウェーデンの首都ストックホルムで4日に予備接触、5日に協議を行った。協議後、北朝鮮は「協議は決裂した」と主張したが、米国は「良い議論ができた」と反論するなど、双方の評価はわかれている。

談話は、「数日前、私が国務委員会委員長同志に会って、朝米関係問題をはじめ対外事業で提起される懸案を報告した時、国務委員会委員長同志は自身とトランプ大統領の関係が格別であることについて述べた」と明かした。長年、第1外務次官として対米政策を担当してきたベテランが、金正恩氏の意向をトランプ氏へアピールした形だ。

一方、「トランプ大統領の政治的見識と意思とは距離が遠くワシントンの政界と米行政府の対朝鮮政策作成者らがいまだに、冷戦式思考とイデオロギー的偏見にとらわれてわれわれをむやみに敵視している」とし、米政府の対北朝鮮姿勢に対して批判した。