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北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は10日、米国と国連安全保障理事会(安保理)を非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が報じた。

安保理は8日、北朝鮮が今月2日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射したことをめぐり非公開で対応を協議し、欧州6カ国が非難声明を出した。談話は、これに対し「自衛的措置に言い掛かりをつける『糾弾』声明を発表した」と非難した。

また、今月4日と5日にかけてスウェーデンのストックホルムで行われた米朝実務協議に言及し、「会談の結果が肯定的であったと言い触らしている米国が、裏では追随国家をそそのかしてわれわれを糾弾する声明を発表するようにした」と指摘した。

そのうえで、「米国との信頼構築のために先制的に取った重大措置を再考する方向へわれわれを促している」として、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験の再開を示唆した。