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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は7月31日、韓国政府が北朝鮮に対話を求める一方で米国との軍事訓練を繰り返しているとして、「平和と戦争演習、関係改善と軍事的敵対行為は、絶対に両立しない」と主張する論評を配信した。

論評は、在韓米軍基地で行われたとされる対北浸透訓練やグアム周辺海域での対潜水艦戦訓練に言及。「対決と戦争の根源である北侵戦争訓練の全面的で永久の中断は、北南関係の改善と朝鮮半島平和保障の先行条件、根本前提である」と指摘した。

続けて論評は「(韓国が)すでに中断が約束された各合同軍事演習にさまざまな名称を替えてそれにやっきになって参加している二重的振る舞いは、われわれを軍事的に圧殺しようとする対決狂の変わらない下心をそのまま見せている」と非難。

さらに、過去の南北対話も「相手を脅かしてきた反統一、売国逆賊の悪らつなしゅん動によって余地もなく破たんした」としながら、「問題は、繰り返されてはならない過去の悲劇が現南朝鮮当局によってそのまま再現されている事実である」と強調した。

論評は、このように韓国を批判しながらも、米韓軍事協力のもう一方の当事者である米国には非難の矛先を向けていない。