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北朝鮮外務省は26日、ポンペオ米国務長官を名指しして非難し、「対朝鮮敵対感情が骨髄に徹した政策作成者らが米国政治を牛耳る限り、朝米関係の改善も、朝鮮半島の非核化も期待しがたい」とする報道官(スポークスマン)談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

談話は、米国が人権問題で北朝鮮を非難し、制裁維持の姿勢を鮮明にしていることに反発。ポンペオ氏が23日の会見で対イラン追加制裁を巡り、「北朝鮮経済の80%以上が制裁を受けていることを、皆が想起するのが重要だ」と述べたことについて、「制裁が朝米対話を可能にしているかのような詭弁を並べ立てた」と非難した。

談話は続けて「ポンペオの言葉通りに現在、米国の制裁がわが経済の80%以上に及んでいるとすれば、100%水準に引き上げるのが米国の目標であるのかということである。これは、シンガポール朝米首脳会談で採択された朝米共同声明に対する正面切っての挑戦であり、対朝鮮敵対行為の極みである」と強調。

「誰であれ、われわれの自主権、生存権を踏みにじろうとするなら、われわれは自衛のための実力行使の引き金を引くであろう」と警告した。