北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、金正恩党委員長が慈江道(チャガンド)の江界(カンゲ)市にある英才教育施設「学びの千里の道学生少年宮殿」を視察したと伝えた。視察の日時は明らかにされていない。
金正恩氏は、体育館と複数のサークル室の設計上の欠点について不満を表明。「なぜ宮殿を課外教育施設としての使命と用途に合うようにしょうしゃに建ててやれないのかともどかしく追及し、(中略)形式主義、要領主義、急場しのぎが濃厚である」と指摘したという。
そのうえで金正恩氏は「わが党(の方針)はいくら困難であってもわが子どもたちのためのことならできる限りのことを全てし、何かを一つしても最上の水準でしてやろうということである」と述べたという。
視察には趙甬元(チョ・ヨンウォン)、劉進(ユ・ジン)、キム・ヨンス、玄松月(ヒョン・ソンウォル)の各氏ら党中央委員会の幹部と、キム・チャンソン、馬園春(マ・ウォンチュン)の両氏ら国務委員会の幹部が同行した。