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北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は27日、同国が今月4日と9日に短距離弾道ミサイルを発射したことについて国連安全保障理事会の決議違反であると述べたボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)を名指しで非難した。朝鮮中央通信の質問に答えた。

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報道官は、北朝鮮に対し弾道ミサイル技術を用いたすべての発射を禁じた安保理決議について「主権国家の生存権と発展権を全面否定する不法非道なものとして、われわれは一度も認めたことも、拘束されたこともない」と主張。

ボルトン氏については1994年の朝米基本合意文を破棄するハンマーの役をし、(中略)イラク戦争を主導し、数十年間、欧州の平和を保証してきた中距離核ミサイル(INF)全廃条約破棄の先頭に立ったし、最近は中東と南アメリカでまたもや戦争を起こそうと東奔西走して好戦狂としての悪名をとどろかせている」などと指摘。

「ボルトンは安全保障のために働く安保補佐官ではなく、平和と安全を破壊する安保破壊補佐官と呼ぶのがふさわしい」などと非難した。