両親(院長夫婦)には3人の息子がいた。いずれも既婚者だったが、孤児の女の子をモノ扱いし、毎晩1人ずつ呼び出した。言うことを聞かなければ、170人全員が呼び出され体罰を受けた。
妊娠させられる少女が続出し、母親(院長の妻)はいつも後始末に追われていた。後始末とは、妊娠中絶手術を受けさせることだ。
孤児院の子どもたちは人間扱いされず、道具や奴隷のような扱いをされた。院長ですら、性暴力による妊娠をもみ消すのにいつも忙しかった。
(参考記事:「殴られ、妊娠中絶を強制された」なお続く北朝鮮の国民虐待)ある日の夜、私は兄(院長の長男)から呼び出された。