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米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は18日、米海洋大気庁(NOAA)の分析に基づき、北朝鮮で干ばつが深刻化しているもようだと伝えた。

それによると、NOAAは4月後半から今月12日にかけて撮影された衛星写真を1週間単位で分析し、朝鮮半島とその周辺の「干ばつ指数(Drought index)マップ」を作成した。マップは干ばつの程度に応じて「中間」が黄色、「高い」が赤、「深刻」が濃い赤で示されている。

(参考記事:【画像】4月後半から5月12日にかけての「干ばつ指数マップ」の比較

最新のマップ(5月6~12日)を見ると、朝鮮半島北部の多くの地域が赤く染まっているのがわかる。より詳しく見ると、北朝鮮北部の慈江道(チャガンド)と両江道(リャンガンド)、咸鏡南道(ハムギョンナムド)で特に深刻であるもようだが、他の地域も赤い色で示されたポイントが少なくない。

こうした現象は、今月に入り顕著になっている。4月後半の時点では、北朝鮮の中部地域を中心に「高い」レベルの表示が見られるものの、北部地域は「中間」以下とされていた。ところが同29日から今月5日にかけての週に入り、北部地域は黄色と赤の色で覆われ始めた。

また例年と比べても、今年の干ばつが深刻であることがわかる。