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父金日成氏と異なり、金正日氏は一回も公式の場に夫人を同行させたことがない。金正日氏が北朝鮮の実権を握って以降は、外国首脳の訪問があまりなく、たまにあっても相手が夫人を同行させなかった。2000年7月のロシアのプーチン大統領を含め、小泉純一郎総理、江沢民国家主席、胡錦濤国家主席も夫人と同行しなかった。

一方で韓国の首脳は南北首脳会談に夫人を同行させた。2000年には金大中大統領の夫人李姫鎬氏がともに訪朝したが、金正日氏の夫人の高ヨンヒ氏は現れなかった。

だが、その時と今は状況が違う。

3日の夕方9時頃に予定されている盧大統領主催の晩餐や、 4日に金正日氏が主催する午餐以外に、夫人が登場する機会はない。もしこの場にも金正日氏が夫人と同行しなかったら、外交慣例を無視したとも解釈されうる。また、盧大統領も冷遇を受けたと言えるだろう。