そんな時期に事件、事故を起こせばクビが飛びかねない。それを恐れた軍関係者が迅速に処理したものと思われる。
今回の火災の原因だが、飛行機の整備を担当する少佐の落ち度による失火であることが判明したが、金正恩氏の不在時に起きたことを重く見た上層部は、綿密な調査のために最高司令部軍事規律検閲組を派遣した。少佐は厳罰を免れないだろう。
北朝鮮では、たとえ故意ではなくても、重要施設が火災により重大なダメージを負った場合、責任者が重罰に問われることがある。昨年8月中旬に北朝鮮の国営放送・朝鮮中央放送の社屋で起きた火災では、複数の責任者が処刑されたとの情報がある。
(参考記事:責任問われ処刑か…朝鮮中央テレビで火災)