スペイン紙エル・パイスは13日付で、同国マドリードの北朝鮮大使館が2月22日に襲撃された事件を巡り、同国情報機関の中央情報局(CNI)などが犯行グループの一部の身元を特定し、少なくとも2人が米中央情報局(CIA)と関わりがあることが判明したと伝えた。スペイン政府筋の話として報じた。
(参考記事:「銃で重武装、ねらった文書の場所把握」北朝鮮大使館襲撃犯)CIAは関係を否定しているが、スペイン政府筋は「説得力がない」としているという。同紙はまた、米国が 同盟関係にあるスペインの了解なく襲撃を実行したとすれば、外交問題に発展する可能性があると指摘した。
同紙の2月28日付の報道によると、「北朝鮮大使館に侵入した犯人は10人前後の東洋系の男たちで、銃で重武装していた」という。