北朝鮮の内閣などの機関紙・民主朝鮮は30日、日本の軍事力強化は第2次世界大戦での「敗北の復しゅうのため」であるとする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
(参考記事:「世界は日本を警戒すべき」…北朝鮮が「いずも」空母化に猛反発する理由)論評は、13日に習志野演習場で行われた陸上自衛隊第1空挺団の降下訓練始めに米軍部隊が参加したことや、防衛省が米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転先として鹿児島県西之表市の馬毛島の土地を購入する方針であることに言及。
これらの動きは「米国との軍事的協力強化を通じて海外膨張野望をなんとしても実現してみようとする日本反動層の狡猾(こうかつ)な下心」の表れであるとしながら、「敗北の復しゅうのために再侵略準備に拍車をかける日本反動層の妄動は、北東アジアだけでない世界の平和と安定を甚だしく脅かしている」と非難した。