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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日、金正恩党委員長が東海岸にある元山製靴工場を視察したと伝えた。視察の日時は明らかにされていない。

金正恩氏が同工場を訪れるのは2016年12月以来2年ぶりで、今回で5回目。同氏は現場で「金正日総書記が生涯の最後の時期に工場を見て回り、とても心配したこの工場が今日は全国的に指おりのわが国の履物工場のモデル、標準に転変したと感慨深く述べた」という。17日の金正日氏の命日を前に、「遺訓貫徹」を重視する姿勢を強調したものと見られる。

また「日増しに高まる人民の生活上の要求を満たすためには、履物の生産で形の多様性を保障し、色が高尚でありながらも人々の美感に合い、軽くて堅固さを保つことに重点を置いてその質を世界的水準に引き上げなければならない」として、民生重視の姿勢を合わせてアピールした。

視察には朝鮮労働党中央委員会の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)第1副部長、趙甬元(チョ・ヨンウォン)副部長、国務委員会の活動家であるキム・チャンソン、馬園春(マ・ウォンチュン)の両氏が同行した。