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ステージ上で舞う彼女を見た金正日は側近に「心臓が止まるかと思った」と言ったと伝えられている。1972年12月、「花を売る乙女」の総会で金正日はパク・エラに功勲俳優の称号を与えるよう指示した。

その後、金正日は夜な夜なパク・エラを呼び出しては食事を共にし、関係を築いていったという。やがて彼女は、金正日の特別な配慮で入党が認められた。「成分が悪い」だけの人々には考えられないほどの大出世だった。

彼女はその当時のことを、1986年に発行された「チュチェ(主体)時代を輝かしめ」19巻で次のように語っている。