しかし、米国は自分のどっちつかずの二重的思考と二重的態度のため、目標と手段をこんがらかって大事と小事をわきまえられずにおり、比例感覚とバランスの感覚さえ失う域に至った。

内輪もめで苦しめられたあげく、今になっては自分らが願う結果が世界の平和と安定なのか、でなければ制裁・圧迫そのものか分からなくなったようだ。

いくら国内政治が複雑で風波が荒っぽいとしても、最小限最初に定めた目標を失わなくてこそ思考と行動での一貫性が保たれ、朝米協商がその軌道に沿って真の目的地に向かって流れるではないか。

われわれは、米国に善意と雅量までは期待しないが、受けたものだけ与えるべきだという初歩的な取引の原則にでも即して行動することを求める。