文在寅大統領に同行して訪朝した韓国の野党・民主平和党の朴智元(パク・チウォン)議員は21日、金正恩党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長が4月27日の南北首脳会談の直前に出産したと明らかにした。
(参考記事:存在感増す金正恩氏の妹・与正氏…兄が「結婚を許可」か)朴氏は同日、韓国のTBSラジオ(交通放送)ラジオの「キム・オジュンのニュース工場」出演し、北朝鮮の「重要な人物」の話として、金与正氏の出産情報を披露した。
朴氏はまた、金与正氏について「『白頭血統』のため、能力の割に出世していない」と評価した。金与正氏は役職に比べ重要な役割を担っているが、金正恩氏が周囲の幹部に遠慮し、肩書を副部長にとどめ置いている、との見解のようだ。
さらに朴氏によると、金正恩氏は「9月平壌共同宣言」で合意されたソウル訪問について、食事会の席で「多くの人が行くなと言うが、私は行きます。(保守系市民団体などの)太極旗部隊が反対(デモを)するのは、少しはあり得ることじゃないですか」と語ったという。