北朝鮮の金正恩国務委員長(朝鮮労働党委員長)と韓国の文在寅大統領は19日に「9月平壌共同宣言」を発表した後、夫人らを伴い、平壌のメーデースタジアムで大マスゲーム・芸術公演を観覧した。朝鮮中央通信が伝えた。

マスゲームと公演の終了後には、金正恩氏と文在寅氏がそれぞれ演説した。韓国の大統領が北朝鮮の大衆の前で演説を行うのは、史上初めて。文在寅氏の演説は当初、1~2分の予定と伝えられていたが、実際には7分間にわたった。

同通信によれば、金正恩氏は演説で、「文在寅大統領と会って北南関係の発展において新しい里程標となるもう一つの結実をつくり出した」と述べ、文在寅氏に感謝を述べた。

文在寅氏は「同胞愛の情で自分らを温かく迎えて手厚く歓待してくれた平壌市民に真心こもった感謝のあいさつを伝えるとともに、南北関係を全面的に発展させて平和的未来を早めていく意志を披れきした」という。

同通信の報道全文は次のとおり。

金正恩国務委員長が文在寅大統領と共に大公演を観覧

【平壌9月20日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党委員長で朝鮮国務委員会委員長であるわが党と国家、軍隊の最高指導者金正恩同志が文在寅大統領と共に19日、平壌のメーデー・スタジアムで大マスゲーム・芸術公演を観覧した。

金正恩同志と李雪主女史が文在寅大統領と金正淑女史と共にひな壇の観覧席に姿を現した。

全ての観客は、北南両首脳を熱狂的に歓迎した。

敬愛する最高指導者同志と李雪主女史、文在寅大統領夫妻に子どもらが芳しい花束を差し上げた。

朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員である朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長、朝鮮労働党中央委員会の金英哲、李洙墉の両副委員長、李容浩外相、努光鉄人民武力相(陸軍大将)、朝鮮労働党中央委員会の金與正第1副部長、平壌市党委員会の金能五委員長、祖国平和統一委員会の李善権委員長、祖国統一民主主義戦線中央委員会の朴明哲書記局長兼議長がひな壇に登壇した。

また、青瓦台国家安保室の鄭義溶室長、統一部の趙明均長官、外交部の康京和長官、国防部の宋永武長官、文化体育観光部の都鐘煥長官、国土交通部の金賢美長官、海洋水産部の金栄春長官、国家情報院の徐薫院長と諸政党の代表をはじめ、南側の主要随行員がひな壇に招かれた。

南側の随行員と駐朝外交および国際機構の代表、武官、外国の賓客が公演の観覧に招待された。

省・中央機関をはじめ平壌市内の活動家、市民、青年学生と滞在中の海外同胞が公演を共に観た。

出演者は、美しくて優雅なリズムと気迫ある体操、興趣のわく民族的情緒と芸術的技巧、千変万化する大規模なバックグラウンドの画幅で立派な公演を披露した。

場内に歴史的な北南首脳対面のために平壌を訪問した文在寅大統領を歓迎する特別場が披露された。

わが民族同士が志と力を合わせて統一の新時代を開いていく歴史のスタートラインに入った意義深い板門店(パンムンジョム)対面の瞬間瞬間を収録した映像が4・27の大きな意義を再び刻み付けさせる中で、スタジアムには三千里の領土に激しく胎動する民族の和解と団結の機運がさらに満ち溢れた。

公演の終わった後、金正恩同志が意義深い演説を行った。

敬愛する最高指導者同志は、今回、文在寅大統領と会って北南関係の発展において新しい里程標となるもう一つの結実をつくり出したと述べ、文在寅大統領のうむことのない努力に感謝を表した。

続いて、文在寅大統領は同胞愛の情で自分らを温かく迎えて手厚く歓待してくれた平壌市民に真心こもった感謝のあいさつを伝えるとともに、南北関係を全面的に発展させて平和的未来を早めていく意志を披れきした。

北南両首脳が演説を終えると、「万歳!」の歓呼の声が上がり、祝賀の花火が9月の夜空を美しく飾った。

敬愛する最高指導者同志は、文在寅大統領と共に熱狂の歓呼を上げる出演者と観客に温かく手を振りながら公演の成果を祝った。---

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