北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日、金正恩党委員長がトロリーバスと路面電車の工場などを視察し、新型車種に試乗したと伝えた。視察の日時は明らかにされていない。
(参考記事:「金正恩氏は深夜の走り屋」説はどうやら本当だった!)金正恩氏はまず、平壌トロリーバス工場で新型車種の生産状況を視察。「トロリーバスを遜色なく本当に立派に作った、半年前に比べてトロリーバスの質が著しく改善された、2段階現代化をまだ始めていないのに車体外部の屈曲面の加工精密度と側面の平坦度、継ぎ目のすき間処理の水準が高まり塗装も立派だ、(中略)これら全てのものがわれわれの各工場で生産したものだからより嬉しくて本当にありがたい」と述べて満足を表した。
また、「自身が積極的に後押ししてやるから大胆に、スケールが大きく目標を立てて2段階現代化作業を威勢よく展開しろ」と指示した。
金正恩氏は続いてバス修理工場である松山(ソンサン)路面電車事業所を訪れ、ここで製作された新型の路面電車を視察。機械および電気部品と内装品を大部分国産化したという報告を満足げに聞き、「首都旅客運輸局と平壌トロリーバス工場、バス修理工場で人民のために本当に甲斐ある大きな事をやり遂げた」と現場らの努力をねぎらった。
同じ日の夜、新型のトロリーバスと路面電車に試乗した金正恩氏は「この前に乗ってみた時よりも内部の環境と内装品の質と文化性が高まり、電車運行の際の騒音と振動も少なくなった」と評価。「わが人民が古びた大衆交通手段に不便を感じる一方で、通りにタクシーがますます増えるのを見るたびに心が重かったが、今や展望が明るくなった、本当に満足だ」と喜びを隠さなかったという。
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