北朝鮮国営の朝鮮中央通信は7月31日、日本政府が2018年版「防衛白書」原案で北朝鮮の脅威に「認識の変化はない」としたことに対し、「朝鮮半島と地域に平和の新時代が到来している今になってまで、雰囲気を曇らせて古びた『脅威』うんぬんをけん伝するのは実に笑止千万」と非難する論評を配信した。
(参考記事:北朝鮮が日本だけを非難…安倍さんは金正恩氏と会って大丈夫か)論評は、「安倍政権は極右的な政策と不正腐敗、自然災害対策不十分などによって深刻な統治危機を経ており、対外的にも複数の経済実体との貿易摩擦と外交的疎外論難などに巻き込まれている」と指摘。
続けて「このような要因によって安倍政権が狙う軍国主義野望の実現は深刻な阻害を受けており、それからの活路を『北朝鮮脅威』論から見出そうとしている」と決めつけた。