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韓国の聯合ニュースは24日、北朝鮮の池在龍(チ・ジェリョン)駐中国大使が同日、北京に帰任したと伝えた。池大使は今月12日に一時帰国していた。またこの日、北京の空港では池大使のほか、ロシアや英国、スイス・ジュネーブ、マレーシアなどに駐在する北朝鮮の大使や次席大使6~7人が駐在先に戻っていく姿が目撃されたという。

デイリーNKの対北朝鮮情報筋によると、北朝鮮当局は今月初め、海外にある大使館、領事館、代表部に対して一部外交官の帰国を命令。これを受け、中国・瀋陽にある領事館からは総領事、参事、1等書記官が帰国した。

最近の朝鮮半島情勢について、平壌で開催する緊急講習会に出席させるのが表向きの目的だ。南北、米朝、米中と相次いで行われた首脳会談の結果報告、非核化問題の進展、外交的対応などについてのレクチャーがなされたもようだ。

しかし、外交官を帰国させた理由はそれだけではないようだ。

「北朝鮮はこの機会に、外交官の派遣先を変更する事業を同時進行で行うようだ。いわゆる『調動』(行政的な措置)で不正を根絶するためだ」(情報筋)

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北朝鮮の外交官が、派遣国で犯罪に加担し摘発された事例は枚挙に暇がない。駐バングラデシュの北朝鮮大使館を例に挙げると、ワイン、バイアグラ、金(ゴールド)、電化製品などの密売、密売に関わりバングラデシュ当局に繰り返し摘発されている。

高級車ロールスロイスの密輸に関わったハン・ソニク1等書記官について、バングラデシュ政府の高位関係者は現地メディアの取材に「金正恩党委員長の命令により銃殺されたとの情報を得ている」と述べている。

(参考記事:バングラデシュにロールスロイスを密輸した北朝鮮外交官が銃殺との情報

このようなことが続けば、国のイメージがさらに失墜しかねない。金正恩氏は、対外的な信用度を高めて「正常国家」になるためにも、このような不正行為を座視できないと考えている模様だ。そもそも、外交官が不正に手を染めるのは、国から外貨稼ぎの厳しいノルマが課せられ、その達成に困ってのことが多いのだが、そちらについて情報筋は言及していない。

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平壌では大使会議が行われたとの見方もある。北朝鮮は全世界に54の大使館、領事館、代表部を有しているが、毎年1〜2回、大使らを平壌に召喚して会議を開き、朝鮮労働党の対外政策や戦略を伝えてきた。ただ、北朝鮮は2015年7月に第43回大使会議を開催して以降、同会議の開催や開催計画を公表したことはない。

今回の召喚の対象には、公館に駐在する国家保衛省(秘密警察)の幹部も含まれている。海外における工作の進み具合に関する思想検討(思想教育と厳しい総括)が目的だが、彼らも他の国に配置換えされる可能性があると情報筋は見ている。これは不正行為の根絶に加え、情報の流出を防ぐ目的でもあるとのことだ。

海外に住む北朝鮮の人々にとって、帰国命令はかなりの心理的負担になるようだ。総和(総括)で成績が悪いと指摘されたら、二度と海外に戻れなくなることもある。地方の閑職に飛ばされることすらある。

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北朝鮮に戻って不自由な生活をすることに耐えられず、脱北の道を選ぶエリートもいる。