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韓国国防省は1日、黄海上における北朝鮮との艦艇間ホットライン(国際無線通信網)の運用が正常化したと発表した。同ホットラインは2008年5月から事実上、北朝鮮により遮断されていた。同海域でのホットライン再開は、偶発的衝突が戦争に拡大するのを防止する上で意義が大きいと言える。

黄海の朝鮮半島近海では、北朝鮮と韓国の軍艦艇がたびたび砲火を交えてきた。

(参考記事:韓国哨戒艦「天安」撃沈で危険の度を増した現場海域

1970年代、多数のソ連製魚雷艇を装備した北朝鮮海軍は、当時の韓国海軍を凌駕するその戦力をもって、この海域を制圧。それが韓国に経済力で引き離されるに伴い、その新型装備に太刀打ちできなくる。

南北の警備艇が激突した1999年の第1延坪海戦と2002年の第2延坪海戦、さらに2009年の大青海戦で、北朝鮮は続けざまに敗北。大量の戦死者を出した。これが伏線となり、2010年には韓国海軍の哨戒艦「天安」が撃沈される事件が起きている。