北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は18日、社会主義は資本主義より優れているとする署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

論説は「富裕層は日増しに豊かに暮らし、貧しい人々はより零落して貧窮化していくのが資本主義社会である」などと指摘。

これに対して社会主義は「人民大衆の自主性を擁護し、実現することのできる社会」であるとしながら、「わが人民は実生活を通じて、ただ社会主義だけが真の自由と平等、幸福で生き甲斐のある生活を保障することができ、社会主義へ進む道だけが人民大衆の自主的理想を実現する道であることを信念で体得」したと主張した。

こうした主張には、北朝鮮と米韓の対話が進む中、北朝鮮の「改革開放」論が頭をもたげるのをけん制する目的があると思われる。

各国の専門家の間では、北朝鮮の本格的な経済発展には改革開放が不可避との見方が大勢を占めている。その一方、国民統制や情報流入の遮断、人権侵害の隠ぺいのため、金正恩体制が改革開放を選択するのは難しいとの意見も根強い。