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12日にシンガポールで開かれた米朝首脳会談。中国に駐在する北朝鮮の貿易関係者たちは、その一部始終を見守りながら、制裁解除への期待を示した。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

中国の丹東に駐在する北朝鮮の貿易関係者は、前日の11日から仕事そっちのけで首脳会談の成り行きを見守ったと語った。当日の12日は、中国の物流会社への訪問をそそくさと済ませてオフィスに戻り、両首脳が宿泊先のホテルを出発し、会談場所に到着するところから緊張しながら見守り続けたという。

そもそも、首脳会談の実現そのものを危ぶんでいたという現地の貿易関係者たちは、両国首脳が握手して共同宣言に署名し、トランプ大統領が「素晴らしい会談だった」と話す様子を見て、席から立ち上がって大喜びしたとのことだ。

丹東の別の貿易関係者は「本当に経済制裁が解ければ、中国との貿易が生き返り、経済の流れが変わるだろう」とし、「税関の物流量が増加すると、新鴨緑江大橋も開通し、新しい物流倉庫を建てるための中国側の投資も増えるだろう」と見通した。

新鴨緑江大橋は、老朽化した現在の鴨緑江大橋に代わる中朝の大動脈として、中国政府が費用を全額負担して完成させたものだ。しかし、北朝鮮が付帯施設や接続道路の建設を行っていないため、4年近く塩漬け状態となっている。

(参考記事:北朝鮮の「無理難題」で宙に浮く中朝経済プロジェクト

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この情報筋は「金正恩氏が政権の座についてからは、相次ぐ核実験で貿易が完全に滞った」と不満を述べたが、「金正恩氏がトランプ大統領と握手する様子を見ると、歴代指導者より優れた政治戦略家と思うようになった」として、金正恩氏の評価が一変したと語った。

一方で、喜ぶのは時期尚早だと、逸る気持ちを抑えようとする様子を見せた。

「米国大統領がいつの経済制裁を解いてくれるのかは誰も分からない。実際に米国がいつ、どのように制裁を解くという約束がないのが気になる」