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4月の南北首脳会談で発表された「板門店(パンムンジョム))宣言」の履行に向け、北朝鮮と韓国の高位級会談が1日、板門店の韓国側施設「平和の家」で行われ、双方は連絡事務所を開城工業団地に設置することなどを盛り込んだ共同報道文を採択した。朝鮮中央通信が伝えた。

会談には、北朝鮮側から祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長が、韓国側から趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相らが参加した。

共同報道文にはまた、将官級軍事会談とスポーツ会談、赤十字会談をそれぞれ開催することが明記された。

韓国側の発表によれば、将官級軍事会談は14日に板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開催される。また、8月から開催されるアジア大会への合同参加や、南北統一バスケットボール大会開催に向けたスポーツ当局会談は18日に「平和の家」で、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会に向けた赤十字会談は22日に北朝鮮の金剛山で開催される。

共同報道文にはほかに、2000年の6・15南北共同宣言を記念する共同行事について、同行事を意味深いものにするための方策を模索し、文書の交換により協議を続けるとする内容が盛り込まれた。

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さらに、鉄道や道路の連結、山林育成支援などの協力、秋に行われる予定の北朝鮮芸術団の韓国公演などについても、実務協議の日程や場所などを文書の交換により調整するとした。