北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は29日、「米国は対話の雰囲気にふさわしく行動すべきだ」とする論評を配信した。朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、米トランプ政権が米韓合同軍事演習の規模を維持することを主張し、また政策担当者から「朝鮮に対する軍事的選択案が排除されたことはない」「核を放棄しなければ体制を保証することはないだろう」などの発言が出ていることを指摘。

これに対し「米国が南朝鮮で毎年行う演習は例外なく朝鮮に対する先制攻撃と全面戦争の挑発を想定したもので、朝鮮半島の平和と安定を破壊する根源だ」と反論した。

そのうえで「合同軍事演習問題は米国が平和を願うか、でなければ戦争を追求するのかを見せる試金石となる」としながら、「米国が会談を心から願うなら、相手を力で威嚇、恐喝する行為をしてはならない」などと述べた。

同通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 米国は対話の雰囲気にふさわしく行動すべきだ

【平壌5月29日発朝鮮中央通信】米国防総省とホワイトハウスは、米国・南朝鮮合同軍事演習は「防衛的」な性格を帯びているだの、「定例的」な合同軍事演習は引き続き行われ、規模は縮小されないだのと唱えている。

一方、米国の政策作成者らの口からは「朝鮮に対する軍事的選択案が排除されたことはない」「核を放棄しなければ体制を保証することはないだろう」という会談の雰囲気にふさわしくない甚だしく不穏当な声が出ている。

29日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、このような挑発的言動は対話の相手に対する我慢できない愚弄だと糾弾した。

同紙は、米国が南朝鮮で毎年行う演習は例外なく朝鮮に対する先制攻撃と全面戦争の挑発を想定したもので、朝鮮半島の平和と安定を破壊する根源だと暴き、次のように指摘した。

朝米が懸案を解決しようとする意志を抱いて互いに対話に向かっている時に、米国が南朝鮮と共に朝鮮半島で緊張を激化させ、核戦争を引き寄せる主なる禍根である合同軍事演習を強いて行うべき必要があるのか。

現時期、合同軍事演習問題は米国が平和を願うか、でなければ戦争を追求するのかを見せる試金石となる。

世人は、米国が合同軍事演習を固執するのは朝鮮半島情勢が緩和されることを願わず、朝鮮と和解することに興味を持っていないからだと評している。

米国が会談を心から願うなら、相手を力で威嚇、恐喝する行為をしてはならない。

今こそ、米国が自国に有益なものがどんなものかをはっきり区別して行動すべき時である。---

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