北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は25日、日本の安倍政権が「軍事大国化と海外膨張野望の実現に狂奔している」と非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
(参考記事:「孤独な島国の断末魔」北朝鮮、NHKを罵倒)論評は冒頭で、陸上自衛隊の離島奪還専門部隊「水陸機動団」と海上自衛隊が、鹿児島県の種子島周辺海域などで初の共同訓練(8~24日)を実施したことに言及。
続いて「すでに日本は、軍国主義国家としての面ぼうをほとんど備えた」と指摘しつつ、「現行憲法だけが障害物として残っている。日本の執権者はなんとしても現行憲法を改正してそれに攻撃武力としての『自衛隊』の存在を明記し、再侵略の道に横たわっている法的障害物を取り除こうとしている」と述べ、警戒感を表した。