北朝鮮当局も最近になり、若い女性や女子大生の売春行為の深刻性を感じ、取り締まりと対策準備に苦心していることが明らかになった。

本紙が28日に確保した朝鮮人民保安部が発行した文書では「女性が売淫行為で金儲けを行っている問題に対する対策」という題名で、売春行為と麻薬に対する取締りの強化を指示している。

バス停や駅でも

この文書は今年7月頃に市・道党と地方の人民保安所に配布されたと分かった。

内容は「幼い女性や女子大生までもが売淫行為を行う、非社会主義的現象が現れているという意見が提起されている。このような現象の克服に向けた断固たる対策が用意されなければならない」と書いている。

「通勤時間にバス停や駅で集団的に売淫行為を行う姿が目撃されている。このような行為に対し、法に携わる者は一切の同情と譲歩を行ってはならない」と強調した。

また、売春だけでなく麻薬に関連しても「不法的に麻薬の使用・流通を行う行為の増加も報告を受けている。麻薬の使用を一掃する為の対策をたてなければならない」と話した。

人民保安部がこのようなに支持を出した背景には、北朝鮮社会での若い女性の売春・麻薬の拡散が深刻化している事を証明している。

競技場で公開裁判

内部消息筋によれば、貨幣改革によって職を失った多くの若い女性が売春行為を行っているという。最近では、売春を罪悪視する道徳的なタブーまで無くなりつつある雰囲気だという。

また、北朝鮮当局も売春が不法だという点を強調し強力な処罰の意志を表してきたが、既に広範囲に広がった現状の解決策を見出せないでいるというのが消息筋の説明。

地方では1週間に1度の割合で総合競技場で公開裁判を行ない、売春女性と買春男性に対する批判大会を行うが、この女性らは個人で売春を行うケースで企業的に行う売春は取締りを受けない。何故なら彼女達は旅館と取締役官の賄賂で守られているからだ。

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