北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、論評の中で米国に対し「無礼に振る舞う前にわれわれの重大措置にこもっている深い意味を正しく読み取り、国の運命と前途について熟考すべき」と強調した。早期の制裁緩和を求めているようにも読める内容だ。

論評では「4月総会では朝鮮が(中略)核なき世界の建設に寄与するために積極的に努力していくということを厳かに闡明(せんめい)した」としながら、朝鮮労働党の並進路線の偉大な勝利の宣言」が世界で支持され、歓迎されているとした。

これは4月20日の朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会で、「経済建設と核戦力建設との並進路線」から「社会主義経済建設に総力を集中」することへと路線を再設定し、同時に核と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実験中止を明かした事実を指す。

論評はさらに、北朝鮮が「朝鮮半島が70余年間持続した冷戦体制から脱するための基礎を築いておいた」という自国に対する「世界の評価」を紹介し、一方で米国は「『制裁・圧迫』などという妄言を引き続き吐いている」と指摘した。

その上で、「朝鮮が画期的な出来事的措置を講じたのだから当然、この機会を逃さず情勢発展のために当たり前の誠意を示すことで呼応すべき」という「世界世論の声」を紹介しながら、自身の主張に替えた。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

機会を逃さずに当たり前の誠意をもって呼応すべきだ 朝鮮中央通信社論評</>

【平壌4月27日発朝鮮中央通信】歴史的な朝鮮労働党中央委員会2018年4月総会で宣布されたわれわれの並進路線の偉大な勝利とそれに伴う措置に対して米国が不信を表しながら「制裁・圧迫」をけん伝している。

最近、ホワイトハウスの関係者と財務長官、国防長官をはじめ、米行政府の公式人物の間では、北朝鮮が総会を通じてした約束をいつ、どのように実行するかは分からない、米国は決して「天真爛漫(てんしんらんまん)に行動しないだろう」という世論などとともに、具体的な行動を取る前まで対朝鮮制裁と圧迫を引き続き維持すべきだという声が紛々として流れ出ている。

周知のように、4月総会では朝鮮が世界的な政治・思想強国、軍事強国の地位に確固と上がった現段階で人類共通の念願と志向に合致するように核なき世界の建設に寄与するために積極的に努力していくということを厳かに闡明(せんめい)した。

朝鮮労働党の並進路線の偉大な勝利の宣言は、朝鮮半島と地域、世界の平和を目指す前途に明るい展望を開いたことによって、全民族と全世界の積極的な支持、歓迎と嵐のような反響を呼び起こしている。

世界は、朝鮮が今、歴史的な発展戦略の転換を成し遂げており、朝鮮半島が70余年間持続した冷戦体制から脱するための基礎を築いておいたと評している。

にもかかわらず、米国の一部の不純勢力がわれわれの戦略的決断に対して被害妄想的に反応しながら「制裁・圧迫」などという妄言を引き続き吐いているのは、いまだに時代錯誤の対朝鮮敵視政策の泥沼から抜け出られなかったことからの寝言にすぎない。

米国は無礼に振る舞う前にわれわれの重大措置にこもっている深い意味を正しく読み取り、国の運命と前途について熟考すべきであろう。

戦争のない平和な世界を建設するのは朝鮮労働党の闘争目標であり、地域と世界の平和と安全のために闘うのは朝鮮労働党と朝鮮政府の一貫した立場である。

4月総会を通じて朝鮮半島と、ひいては北東アジアの平和のための新たな局面を開いていこうとする朝鮮の立場と意志はいっそう明白に闡明され、それはわが民族と地域人民の利益はもちろん、国際社会の共通の期待にも合致するものである。

朝鮮が画期的な出来事的措置を講じたのだから当然、この機会を逃さず情勢発展のために当たり前の誠意を示すことで呼応すべきだというのが世界世論の声である。

大勢がいかに流れているのかも知らずに時を構わず腐った棒のような「制裁」の棍棒を引き続き振り回そうとしては世の笑いの種にしかならない。

こんにち、米国に何よりも必要なのは強権とごう慢ではなく、礼儀正しく行動して相手を尊重することから学ぶことである。---

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