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南北の首脳間を結ぶホットライン(直通電話)が20日午後、開通した。韓国の青瓦台(大統領府)と北朝鮮の国務委員会に設置され、南北の担当者が試験通話を行った。南北首脳間にホットラインが設置されるのは歴史上初めてのことだ。

韓国側は青瓦台・与民館3階にある大統領執務室の机の上に電話機を設置した。北朝鮮では国務委員会に設置されたとのことだ。27日の南北首脳会談に先立ち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による通話が行われる予定だ。

青瓦台の発表によると、担当者によるテスト通話は、この日午後3時41分から4分19秒間にわたり行われた。

青瓦台の宋仁培(ソン・インベ)第1付属室長が電話をかけると、北朝鮮の国務委員会の担当者が「平壌です」と応じた。北朝鮮側からも電話をかけてテスト通話を行った。

宋氏は「電話はスムーズにつながり、通話の質も非常によかった。まるで隣の家と話しているようだった」と説明した。

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首脳間ホットラインの設置は、先月5日から6日にかけて、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長を代表とする文大統領の特使団が訪朝した際に、南北で合意したもの。南北の両首脳が27日の会談前に最初の通話をすることになっている。