北朝鮮の中学生3人が中国から爆薬を密輸する事件が発生したと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

対岸の中国長白県から見た恵山市
対岸の中国長白県から見た恵山市

この事件は、10月10日の労働党創建60周年記念日の直後、両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市のソンボン高等中学校に通うカン容疑者(15)など3人が、国境警備隊員と内通して、中国からかばんに詰めた爆薬10キロを密輸しようとしたものだ。

彼らは村の入口で検問を行っていた労働者監視隊により摘発された。

現地情報筋によると、事件の噂がすぐに街中に流れ殺伐とした空気が流れているという。

両江道当局は、恵山農林大学職員や道党幹部たちを動員して金日成銅像がある「普天堡戦闘勝利記念塔」の警護に当たらせている。また、恵山史跡館、金日成革命活動研究室などの思想教育施設にも警備員を配置した。

これは「彼らはワンドク駅(金正日の専用駅)に通じる鉄橋を爆破しようとしていた」(内部情報筋)との噂が街中に流れていることによる。

この情報筋によると、彼らは平凡な労働者の息子で、読書好きの文学青年たち。不良な素行は見当たらないため、司法当局は当惑を隠せずにいるという。

恵山では1997年にも金日成銅像を爆破する目的で中国から爆薬を密輸した犯人が逮捕される事件が起きている。金正日体制に不満を抱いたグループの放火によって金正淑(キム・ジョンスク)芸術劇場が焼失しつなどなど、反体制事件が起きていると同放送は伝えた。

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