北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日、国連安全保障理事会の対北制裁措置に韓国が支持を表明したことを非難する論評を配信した。

国連安保理の北朝鮮制裁委員会は3月30日、新たな制裁対象に、制裁逃れの密輸などに関わった計49の団体や船舶、個人を追加することを全会一致で決めた。

同通信は、これを受けて韓国が「先頭に立って『支持』を表した」と指摘。「南朝鮮当局者らが機会あるたびに、朝鮮半島の平和と安定が貴重で、北南関係を改善すべきであるとよく唱えながらも、外に出て行動を異にするのは彼らの言動が一致しないということを示している」と主張した。

そのうえで、「南朝鮮当局が米国の対朝鮮敵視政策に追従しながら民族の要求と志向に逆行する道に進むなら、以前の反逆一味の轍をそのまま踏む結果を招くことになるだろう」として、北朝鮮と韓国が激しく対立した李明博・朴槿恵両政権時代への情勢の回帰を示唆し、揺さぶりをかけた。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

二面の行動は通じない 朝鮮中央通信社論評

【平壌4月12日発朝鮮中央通信】先日、米国に追従した国連安保理が「対朝鮮制裁決議」違反の美名の下に歴代最大規模に朝鮮の船舶と運送および貿易会社を「制裁リスト」に追加する劇を演じた。

問題は、これに関連して南朝鮮当局が「制裁決議の忠実な履行意志を示したもの」だの、何のと言いながら、宗主の機嫌を取るために熱を上げたことである。

最近、米国とその追随勢力が現朝鮮半島情勢の雰囲気は対朝鮮制裁が効果を現しているという証拠となる、今後もそれを引き続き維持すべきだと言ってきた延長線上で歴代最大規模の「制裁リスト」まで作り出して熱を上げる中、南朝鮮当局が先頭に立って「支持」を表したのは、同族の前で表面上笑みを浮かべ、心中では悪巧みをする二面の行為同様である。

こんにち、北南関係の改善と統一に対する同胞の熱望が高調するのにあわてふためいた外部勢力は、民族の和解と団結の雰囲気に意図的に水を差して対朝鮮圧殺策動にさらに狂奔している。

このような時に、南朝鮮当局が旧態依然として米国の同族圧殺騒動に同調したのは、民族共助で朝鮮半島の恒久平和と自主統一を早めることを切々と願う民族に罪を犯すことだと言わざるを得ない。

朝鮮半島に流れている良好な雰囲気は決して、米国とその追随勢力の制裁のために醸成されたのではない。

不信と対決によって凍りついていた北南関係において和解と団結の雪解けが始まり、朝鮮半島に緊張緩和の局面が生じたのは、われわれの主動的な努力とせっかくもたらされた北南関係改善の雰囲気を積極的に生かしていくことによって、自主統一の突破口を開いていこうとする全同胞の一様な志向の結果である。

南朝鮮当局者らが機会あるたびに、朝鮮半島の平和と安定が貴重で、北南関係を改善すべきであるとよく唱えながらも、外に出て行動を異にするのは彼らの言動が一致しないということを示している。

こんにち、二面の行動はどこにも通じない。

もし、南朝鮮当局が米国の対朝鮮敵視政策に追従しながら民族の要求と志向に逆行する道に進むなら、以前の反逆一味の轍(てつ)をそのまま踏む結果を招くことになるだろう。---

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