北朝鮮当局が朝鮮労働党代表者会後、金正恩(キム・ジョンウン)の美化作業に熱を上げているが、その呆れた内容を住民らはあざ笑っていると12日、RFAが伝えた。

RFAはこの日、平安北道の消息筋の話を引用し、「10月10日(労働党創建日)を迎え『不世出の指導者を迎え入れる我が民族の幸運』という題名の放送政論を全住民に聴取を義務付けた。放送の間、笑いをこらえるのに必死だった」と伝えた。

消息筋が言及した「放送政論」は別名「3放送」とよばれており、北朝鮮の各家庭に構築されたスピーカー放送である。

放送政論の内容は「金正恩が政治、経済、文化だけでなく歴史や軍事にも精通しており、外国で2年間の留学生活過程を経て英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語が堪能な天才という内容だった」とRFAは報道した。

「(金正恩氏)今後、7ヶ国語を完全に征服するという決心を持っており、金正日をサポートし国家を指導する忙しい中で中国語、日本語、ロシア語など周辺国家の語学をを学習していると宣伝した」と消息筋は話した。

「金正恩は3際の時に金日成が書いた漢詩『光明星賛歌』(92年の金正日の50回目の誕生日を迎えて作った詩)を筆で書き写し、人々が驚愕したと宣伝した」と消息筋は伝えた。

北朝鮮が核保有国として世界最強の軍事力を保有したのも、金正恩の業績と宣伝しているという。

金正恩が海外留学を通じ、米帝と帝国主義列強が起こした戦争を目の当たりにし「核を持つ者には核で対抗しなければならない」という決心を固めたからだと強調した。

RFAはまた、咸鏡北道延社郡の住民の話を引用し、北朝鮮当局が通達した「農民宣伝資料」の内容を紹介した。

この資料では金正恩の農業部門での業績が整然と並べられており、2008年12月に金正日に連れられて沙里院の米穀協同農場に向った際、管理委員会の標準肥料量表の誤りを即座に指摘したという。

それだけでなく、酸性化した米穀協同農場の土壌を改良する微生物肥料をその場で考え出し、農業研究家までも驚かせた。金正恩の指摘通りに農作業を行なった沙里院の米穀協同農場は、2009年に町歩当り最も多い所で15トンの収穫を上げる奇跡を成し遂げたと金正恩を美化しているという。

扇動資料を読んだ農場員らは「金正恩大将が農場に足を踏み入れるだけで、我が国の食糧問題は解決する。来年からのあふれ出る食糧の処理で今から頭が痛い」と当惑していると消息筋は伝えた。