朝鮮労働党機関紙・労働新聞は6日、「帝国主義の思想的・文化的浸透策動に警戒心を高めなければならない」と題した論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
同通信によれば、論説は「侵略と略奪、支配と隷属のために発狂する帝国主義者は政治的に目覚めた自主的な人民の団結した力を最も恐れており、このことから人民大衆の自主意識を抹殺し、離間、分裂させるのに総力をあげると暴露した」という。
北朝鮮は従来から、資本主義国の思想や文化が国内に流入することを嫌い、厳しく統制してきた。ここへ来て改めてこうした主張を行うのは、韓国との南北対話や5月に予定されている米朝首脳会談をきっかけに資本主義国との接点が増えることで、国内で思想や文化面での変化が生じることを警戒しているためかもしれない。
朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。