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ロシアの建設現場で働いていた北朝鮮労働者とタジキスタン労働者の集団が乱闘騒ぎを繰り広げ、多くの負傷者が発生した。

ロシアのVesti.ruによると、事件が起きたのは先月29日のことだ。ロシアのクラスノダールにある高級マンション「JK・ツルゲーネフ」の建設現場で、両国の労働者の間で集団乱闘が起きた。動画には、石やシャベルのようなものを手に持ち、相手を襲う様子が収められている。

北朝鮮労働者とタジキスタン労働者の集団乱闘(動画:Vesti.ru)

当局は4日になって、乱闘に関わった49人が連行したが、いずれも合法に滞在していることを示す書類を持っていたため、即日で釈放した。

なぜ乱闘が起きたのか、負傷者がいたのかなど詳細は明らかにされていないが、ロシアの建設現場の労働環境の劣悪さから不満をつのらせていたことは充分に考えられる。

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ソ連崩壊後の1991年に独立したタジキスタンは、旧ソ連を構成していた15の共和国の中で最も貧しい国だ。人口870万人のうち、150万人がロシアに働きに出て、その収入はGDPの約半分に達する。

(参考記事:【実録 北朝鮮ヤクザの世界(上)】28歳で頂点に立った伝説の男