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北朝鮮の朝鮮祖国平和統一委員会(祖平統)は5日、不世出の偉人たちの民族大団結業績を伝える備忘録を発表した。金日成主席が「祖国統一のための全民族大団結10大綱領」を発表して25年となったのに際し、金日成氏と金正日総書記、金正恩党委員長らの「民族大団結業績を伝える」とする備忘録を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

備忘録はまず、金日成・正日の両氏についてそれぞれ次のように指摘した。

「金日成主席は、独創的な民族大団結の思想を打ち出して革命指導の全期間、一貫して具現して祖国統一の強力な主体をもたらした不世出の愛国者である」

「金正日総書記は、金日成主席の民族大団結思想を立派に具現した不世出の大聖人である」

これに続き、金正恩氏については次のように述べている。

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「金正恩委員長は、主席と総書記の民族大団結の思想と路線を変わることなく固守し、継承、発展させて自主統一の新時代を開いていく祖国統一の偉大な星である。

金正恩委員長は、内外の反統一勢力の悪らつな反朝鮮策動によって日ごとに激化する北南間の不信と対決を防ぎ、和解と団結の雰囲気をもたらし、祖国統一の新しい全盛期を開いていくための現実的な方途を内外に闡明(せんめい)し、その実現のための闘いを精力的に導いた。

(中略)

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金正恩委員長はこんにち、民族大団結の崇高な志と度量の大きい決断で北南関係において劇的な転換をもたらしている」

こうした内容から、備忘録には、金正恩氏が主導する韓国との対話路線が、金日成・正日氏の思想に基づく正統なものであることを強調する目的があるものと思われる。