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北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は12日、署名入りの論評を通じ、近ごろ韓国で太平洋戦争の末期に日本軍が朝鮮人慰安婦を虐殺する映像が公開されたことに対し、「日本こそ、朝鮮民族に極悪非道な犯罪を働いた千年来の敵だ」と批判した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

この映像は、韓国のソウル市とソウル大学人権センターが2月27日に発表したもの。中国雲南省で1944年9月15日に撮影されたとされるこの映像には、朝鮮人慰安婦が虐殺された後に埋められる場面が収められている。

同通信ではまた、「1944年9月13日、日帝(日本)侵略軍が性奴隷として連れていた30人の朝鮮女性を銃殺したことについて記録した連合軍作戦日誌も公開された」と指摘。

その上で「日本の反動層は血塗られた罪悪の歴史を認めて謝罪と賠償をする代わりに、むしろ性奴隷犯罪を正当化したあげく、しまいには米国を後ろ盾にして軍国主義復活に熱を上げながら再侵略企図を公然とさらけ出している」と日本を正面から批判した。