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北朝鮮で最高の職業とされているのは平壌と中国の北京を結ぶ国際列車の乗務員だ。それもあって任期は2年に制限されている。

中国の丹東税関の関係者はデイリーNKとのインタビューに次のように答えた。

「平壌と北京を結ぶ国際列車の乗務員は、競争率がとても高く選ばれるには巨額のワイロが必要だ」(丹東税関関係者)

人気の理由は、国際列車の乗務員という立場を利用した密貿易で、大儲けできるからだ。ただし、任期は2人に制限されている。10年以上税関に勤めているが、4年間乗務員を勤めた人は1人しか見かけなかったという。

「上役が定期的にワイロを得るためではないか」(丹東税関関係者)

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彼らが主に扱うのはタバコだ。1人あたり運ぶのは2000箱(200カートン)。

「乗務員の多くが、ポストを得るために払ったワイロの元を取るために密輸をしている。彼らに聞いたところ、2年間で数万ドル儲けることができなければ、能力がないと言われるそうだ。彼らは国際列車を個人の運送手段にしているため、なんでもできてしまう。5万ドル以上儲けた人もいるらしい」(丹東税関関係者)

逆に北朝鮮から中国に行くときには、海外への手紙や小包など合法的に持ち出せないなどを運ぶが、税関関係者は「詳細は明らかにできない、理解して欲しい」と述べた。

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新人の乗務員は、丹東税関に「2年間、よろしくお願いします」と挨拶にやって来る。手心を加えて欲しいという意味があるようだ。実際、中国の税関職員は、よほどのことでなければ目をつむるとこの関係者は語った。

朝鮮中国間の国際列車は、毎週2回運行されている。平壌新義州間の列車の、後方の2〜3両の客車と貨物車1両が、国際列車として切り離されて、北京まで運行する。