北朝鮮の金正恩党委員長が8日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)創建70周年を記念する閲兵式(軍事パレード)で祝賀演説を行った。朝鮮中央通信が9日、伝えた。

北朝鮮軍創建70周年記念軍事パレードで演説した金正恩氏(2018年2月9日付労働新聞より)
北朝鮮軍創建70周年記念軍事パレードで演説した金正恩氏(2018年2月9日付労働新聞より)

金正恩氏は演説で「金日成主席が正規的革命武力である朝鮮人民軍を創建した2月8日は朝鮮人民革命軍を創建した4月25日と共に革命武力の建設とチュチェ革命偉業の遂行で画期的意義を持つ歴史的な日である」と強調した。

つづけて、「朝鮮人民軍は、朝鮮人民革命軍の百折不撓の革命精神と豊かな闘争経験、霊妙な戦法を受け継いだ、名実ともに抗日の伝統を継承した革命軍隊である」と述べた。

北朝鮮軍創建70周年記念軍事パレードで演説した金正恩氏(2018年2月9日付労働新聞より)
北朝鮮軍創建70周年記念軍事パレードで演説した金正恩氏(2018年2月9日付労働新聞より)

また、「人民軍は、朝鮮労働党の指導に限りなく忠実でなければならない。人民軍は、朝鮮労働党に運命の血筋を引いて党中央委員会を武装で守る第一の決死隊、第一の近衛隊にならなければならない」とし、北朝鮮軍が党軍であることを強調した。

さらに、「米国とその追随勢力が朝鮮半島の周辺で騒々しく振舞っている現情勢の下、人民軍は高度の臨戦状態を維持し、戦いの準備にいっそう拍車をかけなければならない」と、米国との対決姿勢を示した。

その上で、「米国の対朝鮮敵視政策が続く限り、祖国と人民を守り、平和を守護する強力な霊剣としての人民軍の使命は絶対に変わらないと述べ、最後の勝利は革命の銃剣をしっかりとらえた朝鮮労働党と人民にある」と語った。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

金正恩委員長が朝鮮人民軍創建70周年慶祝閲兵式で祝賀演説

【平壌2月9日発朝鮮中央通信】最高指導者金正恩委員長が、朝鮮人民軍創建70周年慶祝閲兵式で祝賀演説を行った。

金正恩委員長は演説で、金日成主席が正規的革命武力である朝鮮人民軍を創建した2月8日は朝鮮人民革命軍を創建した4月25日と共に革命武力の建設とチュチェ革命偉業の遂行で画期的意義を持つ歴史的な日であると強調した。

朝鮮人民軍は、朝鮮人民革命軍の百折不撓の革命精神と豊かな闘争経験、霊妙な戦法を受け継いだ、名実ともに抗日の伝統を継承した革命軍隊であると明らかにした。

主体的な正規軍が誕生することによって、朝鮮は創建当初から自らのしっかりした武力的保証を持つ尊厳ある人民の国に堂々と登場するようになり、世界「最強」を誇る帝国主義侵略軍に打ち勝って祖国解放戦争(朝鮮戦争)の偉大な勝利を収めることができたと語った。

このように威風堂々として威力が強大な革命軍隊、人民の軍隊を持ったのは、朝鮮労働党と国家の誇りであり、わが人民の大いなる幸運であると闡明(せんめい)した。

金正恩委員長は、全軍金日成・金正日主義化の旗印を掲げて党が示した軍事力強化の戦略的路線と課題を貫徹して革命軍隊としての完璧(かんぺき)な戦闘力を備えることについて強調した。

人民軍は、朝鮮労働党の指導に限りなく忠実でなければならない。

人民軍は、朝鮮労働党に運命の血筋を引いて党中央委員会を武装で守る第一の決死隊、第一の近衛隊にならなければならない。

米国とその追随勢力が朝鮮半島の周辺で騒々しく振舞っている現情勢の下、人民軍は高度の臨戦状態を維持し、戦いの準備にいっそう拍車をかけなければならない。

そうして侵略者が聖なるわが祖国の尊厳と自主権を0.001ミリも侵害したり、もてあそんだりすることができないようにしなければならない。

人民軍は、刃のような軍紀を立てて正規化の面ぼうをいっそう徹底的に備えなければならない。

人民軍は、人民のための事で大事と小事を選ばず、限りなく誠実な姿勢で真心を捧げていくことを革命的軍風とするようにしなければならない。

金正恩委員長は、地球上に帝国主義が残っており、米国の対朝鮮敵視政策が続く限り、祖国と人民を守り、平和を守護する強力な霊剣としての人民軍の使命は絶対に変わらないと述べ、最後の勝利は革命の銃剣をしっかりとらえた朝鮮労働党と人民にあると語った。

金正恩委員長は、朝鮮労働党の指導に限りなく忠実な朝鮮人民軍がある限り、朝鮮民主主義人民共和国は限りなく強大で隆盛、繁栄するであろうと強調した。---

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