北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は8日、日本の安倍晋三首相や小野寺五典防衛相を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

安倍氏は先月22日、衆院本会議で施政方針演説を行い、「積極的平和主義」の旗の下、世界の平和と繁栄に力を尽くすと述べた。また小野寺氏は23日、北朝鮮が核・ミサイル開発を加速させていることを踏まえ、防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」を今年末に見直す方針を表明した。

論評は、こうした動きに対して、「『平和』のベールをかぶって自国を戦争ができる国家になんとしてもつくってみようとする日本反動層の海外膨張野心の集中的発露である」と指摘した。

また、「日本は宗主である米国の庇護の下で先制攻撃能力を育んでおり、海外膨張野望の実現に狂奔している」と非難した。

その上で、「日本の反動支配層は海外膨張野望にとらわれて分別を失っているが、再侵略熱に浮ついた頭を冷やして冷静に考えてみるべきであろう」と忠告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 海外膨張野望に浮ついた日本反動層の無分別な狂気を糾弾

【平壌2月8日発朝鮮中央通信】先日、日本首相の安倍が国会衆院で行った施政方針演説で「積極的平和主義」の旗印を掲げて世界の平和と繁栄のために全力を尽くすと力説した。

また、「国民保護」を唱えて従来の延長線上ではなく、実際に必要な防衛力強化のために努めるとでまかせに言った。

その翌日、防衛相の小野寺も「厳しい現実」による「国民保護」うんぬんを並べ立て、実際に必要な防衛力らしい姿を考えてみると安倍の言葉をオウムのように受け売りした。

これと時を同じくして、日本では米国と結託した各種の軍事訓練が猛烈に繰り広げられるなど軍事的動きが本格化している。

8日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、これは「平和」のベールをかぶって自国を戦争ができる国家になんとしてもつくってみようとする日本反動層の海外膨張野心の集中的発露であると暴露した。

同紙は、日本は戦犯国として日本の軍事大国化と参戦は許されないと明らかにした。

しかし、日本は宗主である米国の庇護の下で先制攻撃能力を育んでおり、海外膨張野望の実現に狂奔していると糾弾し、次のように強調した。

日本の反動支配層は海外膨張野望にとらわれて分別を失っているが、再侵略熱に浮ついた頭を冷やして冷静に考えてみるべきであろう。

過去のように、日本の侵略をおとなしく受け入れる国はどこにもない。---

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